濡らして柔らかくした竹(孟宗竹)を何百本もまとめて板のようにしたのち、特殊な工具や刀で削り、形を整える。天日に丸1日さらし(白干し)、扇骨を乾燥。その後、さらに磨き上げ、色を染めていく。最後に、染め上がった扇骨をさらに一本一本磨き上げ、艶を出す。
和紙を貼り合わせ、乾燥させた後、型に合わせて裁断する。
「透かし彫り」は紗月扇の得意分野。
切り抜いた和紙にデザインを描き、彫り師が特殊なナイフで丁寧に彫る。
京友禅も手がける熟練の絵師が、丁寧に色付けする。独特な色彩は決してプリントでは再現できない職人の技。
出来上がった扇面を蛇腹状に折り畳む。
扇骨の上部に丁寧に糊を塗り、蛇腹状の扇面に張り合わせる。
扇骨の根本を金属やプラスチックなどで留めて固定する。
扇面のヘリを細い紙で貼り、補強する。